正しいお線香の向きは?
仏様にお線香をあげるとき、皆さんは火の点いている部分をどちらに向けますか?
お仏壇の香炉やお墓の香立て(香炉の上部にお線香を立てるための穴が空いているもの)など、お線香を立ててお供えする場合は、当然上を向けますよね!
逆だとすぐに消えてしまいますもんね(^_^;)
注:宗派によってはお仏壇の香炉にお線香をあげる際、お線香を半分に折り短くして横に寝かせる場合もあります。
では、お墓の香炉(香炉の前面にお線香を入れる穴が空いているもの)など、寝かせてお線香をお供えする場合はどうしますか?右向き?左向き?
正解は左向きです!
日本人には右利きが多く左向きに置くのが自然で、右向きに置こうと思うと逆手のようになり置きにくいから・・・、という話を聞いたこともありますが、ちゃんとした仏教的な理由があるそうです。
左手は衆生や不浄を表し、右手は仏や清浄を表すということを「合掌」の話のときに書きましたが、お線香をあげるときも不浄から清浄へという意味で、火の点いている方を左側に向け、少しずつ右側へと燃えていくようにするそうです。
この話は、以前ご納骨にお伺いしたお寺様で、ご住職がお施主様たちへのご法話の中でお話していたのを聞いたものです。
調べてみると諸説あるようなのですが、僕の個人的な意見としては作法も大事なのかもしれませんが、一番大事なのはご供養の気持ちです!
みなさん、ご先祖様供養を忘れずにしましょうね(^_^)/